GURU GURU - Next Time See You at the Dalai Lama
Next Time See You at the Dalai Lama
1970年のライブアルバム「UFO」から。
重い、荒い、カオス・・・・
お酒がぶがぶ、煙もくもく、お薬ごっくん状態でみんな聞いてたんだろうなあ(想像)。
いまやこんな音楽、ライブは絶滅してそうだ(想像)。
バンド名はドイツ語の鳩の鳴き声の擬音に由来する。
ドイツ人のドラマー マニ・ノイマイヤーを中心に結成された。彼は1960年代からフリー・ジャズの世界で活動していたが、しだいに物足りなさを覚えるようになり、イレーネ・シュヴァイツァー・トリオで共演したベーシストのウリ・トレプテとともに、1968年、ロック・グループ「グル・グル・グルーヴ・バンド」をスタートした。初期のライブのいくつかは「社会主義ドイツ学生連盟」が運営した。当時の演奏スタイルは、トランペット・ボーカル・ドラム・ベースの騒音であり、きわめてアバンギャルド色の濃いものだった。
1969年にボーカリストをギタリストに代え、グループ名をグル・グルに短縮。1970年に元アジテーション・フリーのアックス・ゲンリッヒを迎え、当時の内外の音楽誌がジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスやクリームと並べて評したほどの強力なフリー・ロック・トリオに変身した。同年ファーストアルバム『UFO』を発表。油がまだよく回っていない重機のような、鈍重な印象を与えるライブ・アルバムである。翌1971年、2nd『ヒンテン』を発表、名ミキサーのコニー・プランクの音響デザインにより、すっきりと聴きやすいスペース・ジャズ・ロックに仕上がった。収録曲の「ボ・ディドリー」は、1950年代のアメリカのロックンロールの先達に対する、ドラッグ漬けのサイケデリック世代によるリスペクトといえる。
1972年発表の3rd『カングルー』は、ダウナーなスペース・ロックと、前作の延長上にあるジャズ・ロックをLPのAB面に分けて収録している。バンドのシリアスな面を受け持っていたウリ・トレプテはこの作品を最後に脱退し、以後はマニ・ノイマイヤーのコミカルなキャラクターを前面に出したプロジェクトとして続いていく。
Amon Düül II - Wolf City
クラウトロックってそんなに聞いてこなかったけど、数年前にクラウト好きと出会ってからちょこちょこ探求中。
聞いてはいたけど、あ、これクラウトロックの範疇なんだ、という発見があったり。
しかし個性的なバンド多いです。
実験的だったりサイケだったりあれだったりこれだったりわけわかめだったり。
おかしなドイツ人が多いんだな(笑)
アモン・デュールIIもそう。
しかしかっこいい。
政治・芸術コミューンであるアモン・デュールから分裂する形で、クリス・カラー(ギター・ボーカル他)、ペーター・レオポルド(ドラムス)、ファルク・ログナー(キーボード)、レナーテ・クナウプ(ボーカル)、デイブ・アンダーソン(ベース)らによって1968年に結成された。ミュンヘンのサイケデリック・クラブでギグを始め、1969年に1stアルバム『神の鞭』を発表。同年映画『サン・ドミンゴ』のサウンドトラックを担当し、ドイツ連邦映画賞を受けている。
1970年に発表された2ndアルバム『地獄!』はドイツ国外でも注目されるきっかけになった作品である。ドイツの音楽紙は彼らを「ピンク・フロイドやヴェルヴェット・アンダーグラウンドと比較しても劣らない、アイデア豊かなプログレッシブ・ポップ・バンド」と評した。バンドはその後も長く活動を続けたが、メンバーの入れ替わりも激しく(リーダーのクリス・カラーのみ一貫して在籍)、また音楽性もその時々により変化した。
1981年、解散。しかし、その後も不定期に再結集し、ライブを行ったりアルバムを発表したりしている。1996年には来日公演を行った。
『衝撃』安藤裕子(Vアニメ「進撃の巨人」The Final Season エンディングテーマ曲)
『衝撃』Music Video【TVアニメ「進撃の巨人」The Final Season エンディングテーマ曲】
「進撃の巨人」は好きでずっと見てるんだけど、The Final Seasonの音楽が今までと違った雰囲気で好き。
このけだるさ、退廃した感じがたまらないな。
もはや誰が善で誰が悪で何が何を駆逐するのかも混沌、そして死んでいく人たち・・・という「進撃の巨人」にぴったり。
King Crimson - Level Five
King Crimsonは初期の頃くらいしか聴いてなかった。
やっぱりジョン・ウェットン、ロバート・フリップ、デビッド・クロス、ビル・ブルフォードがいいなあ、とか。
エイドリアン・ブリューがなんか好みじゃないなあ、とか。
ギターはいいけど歌い方がね・・・・
食わず嫌いか(笑)
来日公演、札幌でやるぞ、よし見に行くぞ、チケット買った、となってからいろいろ聴いてみた。
どんな曲をやるかわからないし。
いやあかっこいいではないですか。
やっていることがどんどん変わってるけど、それがプログレだ。
確立されたスタイルをやり続けるのはプログレじゃないべ(笑)
言い過ぎかもしれないけど。
結局目についたブートを含めていろいろ買ってました。
Level Fiveなんか最高。
リズム、ノリ、重さ、変態度、文句なし。
2年くらい前、有志でスタジオに入ってやってみたけど、楽しかったなあ。
難易度が高い真ん中あたり、練習足りなくてうまく弾けなかったけど。
このLevel Five、札幌公演で見事ラス前でやってくれました。
おおおおおおお!
いやあ札幌公演を見に行って良かったなあ。
ライブが始まった瞬間の太陽と戦慄にもおおおおおおおおおお!だったけど(笑)
Mammal Hands - Boreal Forest UKジャズだけど・・・
Mammal Hands - Boreal Forest (Official Video) [Gondwana Records]
Mammal Hands(ママル・ハンズ)。
Jangoを聴いてて知ったバンド。
ツボだなあ。
ドラム、ピアノ、サックスという編成もおもしろい。
うーこういうの。
もうプログレって言いたい(笑)
プログレだ。
2016年のタワーレコード輸入盤ジャズCDで最も売れた作品として渋谷店、新宿店の2016年輸入盤CD年間ジャズチャート1位を獲得し、日本でも大きく注目された彼等のサウンドはピアノ、ドラム、サックスのベースレスな変則トリオ編成で奏でられるミニマル・ジャズ・サウンド。ミニマルな反復するコードの中を漂うサクソフォンの美しいインプロヴィゼーションに思わず引き込まれる「Black Sails」、ループする小さなテーマから徐々に壮大なサウンドスケープを描く「Boreal Frost」、現代的なアイリッシュ・フォークに触発されたという「Solitary Bee」、タブラをフィーチャーした重厚でメロディアスな「Three Good Things」、「Living Frost」、ニックの美しいピアノソロパートとフィールドレコーディングが融合したラスト・トラック「Being Here」まで、彼等が影響を受けたというスティーヴ・ライヒからエイフェックス・ツイン、アフリカ音楽からアイリッシュ・フォークまで、さまざまなジャンルのエッセンスが彼等のフィルターを通過して表現されるポストロック的とも言える新しいジャズ・サウンド。